ヨリス ライエンダイク
英治出版
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世界中で起きているさまざまな紛争の現場にはジャーナリストが取材に出かけて、現地の状況をテレビなどのメディアを通じて僕らに伝えてくる。僕らは現地からの中継の画面を見て、臨場感溢れる中継画像に興味を惹かれる。しかし、そうして中継される内容のセリフ一言一言が現場ではなく、紛争地から遠く離れた大都会にあるメディアのビルの中で考えられたものだったらどう思うだろうか。本書は著者が中東特派員として、現場から中継や取材を行ったときの経験を語る。
現場からの中継も、結局放送局側から指定されたセリフを話すように言われる話とか、中東でのクーデター後にニッコリしている現地の子供が掲げたアメリカの国旗が実はそういう中継用の国旗を手配する会社が用意したとか、自分の想像を超えてた。本当なんだろうか。
独裁国家では何もかもが信用出来ない。情報が隠されている、規制されるのはもちろん、リークされた情報も実はわざとリークされた意図的な情報であることもある。何もかもが正常ではない状態らしい。このような状況では、独裁国家についての情報そのものが怪しい。何を信じて良いのかわからない。
内容はかなりびっくりする事だらけだが、だからといってメディアは全て信じられないと声をあげようとも思わない。そんなコトしてたら疲れてしまう。結局こういうこともあるんだよと肝に銘じておけばいいのかなと。
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