2013年7月5日金曜日

【読書メモ】ロジカルな田んぼ (日経プレミアシリーズ)

ロジカルな田んぼ (日経プレミアシリーズ)
松下 明弘
日本経済新聞出版社
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著者は18年前に日本ではじめて酒米「山田錦」を有機・無農薬で育てることに成功した専業農家。自身を「稲オタク」と呼んでいる。本書は著者が農薬を使わないお米を作るためにお米作りの工程一つづつを「ロジカル」に解き明かしていく。

本書を読むまでなんで水田に水をはるのか?、なぜ耕すのか?、なぜ田植えをするのか?といったことを知らなかった。本書にその答えが書いてある。読んでみて新しい発見があってとても面白い本だ。身近なことだけど知らなかったことが書いてあるので一気に読めてしまう。 稲を育ててから植えるのは雑草の成長に負けないためだったのか。

著者は農業の一つ一つには意味があり、その意味を知ることで工夫の余地が生まれこれまでにない新しい農業か可能になるという。これってコメ作りにかかわらず全てのことに通じるような気がするな。