2013年11月9日土曜日

【読書メモ】群れのルール 群衆の叡智を賢く活用する方法

群れのルール 群衆の叡智を賢く活用する方法
ピーター・ミラー
東洋経済新報社
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アリとミツバチとシロアリ、そして鳥、バッタ。昆虫から動物までのいろいろな”群れ”を科学的に解き明かしていく。

【読書メモ】世界が認めたニッポンの居眠り 通勤電車のウトウトにも意味があった!

世界が認めたニッポンの居眠り 通勤電車のウトウトにも意味があった!
ブリギッテ・シテーガ
阪急コミュニケーションズ
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本書は、オーストリアの研究者による日本人の居眠りについて科学的解明。
普段自分もよく利用している電車での居眠り。自分でも自覚はないが、研究者いわく、これは「すごい能力」らしい。さらに停車駅に近づくとちゃんと起きて、降りていく日本人はさらにすごいと褒めてくれる(笑)
本書では、諸外国と日本の睡眠時間や睡眠方法、習慣など、様々な角度から比較をしている。前々から思うのだが、電車での居眠りはなんであんなに気持ちいいんだろうか。

【読書メモ】藝人春秋

藝人春秋
藝人春秋
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水道橋博士
文藝春秋
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浅草キッドの水道橋博士が過去に接してきた著名人との交流をつづる。本書で語られる著名人との交流は以下の面々。
そのまんま東
甲本ヒロト
石倉三郎
草野仁
古舘伊知郎
三又又三
堀江貴文
湯浅卓
苫米地英人
テリー伊藤
ポール牧
爆笑問題
松本人志
稲川淳二
そして、最後に児玉清。

テレビから受ける印象とはちがう人間の深みを感じる。湯浅氏のぶっ飛んとんだエピソードが面白かった。読んでいて気持ちいいくらいスケールが大きい。 石倉三郎氏の「『辛抱』っていうのは辛さを抱きしめるってことだからな」って言葉が個人的に印象深い。

2013年11月8日金曜日

【読書メモ】中国と 茶碗と 日本と

中国と 茶碗と 日本と
中国と 茶碗と 日本と
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彭 丹
小学館
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著者の彭丹(ほう・たん)氏は四川省出身の中国人で、大学講師を務めている。本書では著者が陶磁器の中に見た「日本の中で見た中国」から話を展開する。日本の国宝陶磁器14点のうち、9点が実は中国製である。本書を読んで初めて知った。国宝と言いつつ、ほとんどそれは中国で製作されたものなのである。ここから、著者による「なぜ」の問いを解いていく。

日本の茶の湯には中国製の磁器茶碗が取り入れられている。そして、それはなぜなのだろうか。ここから青磁・天国・祥瑞・龍文といった磁器の特徴と中国と日本の茶の湯の文化の比較、そして、陶器が作られた当時の中国の状況と日本での取り扱われる状況が具体的に説明される。
そこでは、中国と日本とで異なった見方が磁器の扱いを変えたことがわかってくる。

これらのことからわかることは、日本の文化の中に中国のものがしっかり入り込んでいることである。著者はこれを日本による中国文化の”借用と創造”と呼んでいる。


日本の文化は少なくとも陶磁器においては、中国の”借用”らしい。

【読書メモ】アルゴ

アルゴ [DVD]
アルゴ [DVD]
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ワーナー・ホーム・ビデオ (2013-09-04)
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1979年にイランのテヘランで発生した過激派学生によるアメリカ大使館の占拠。大使館から脱出した外交官の脱出作戦を描く。
アメリカ映画の特殊メークで色々変装しています。

【読書メモ】『オタクの息子に悩んでます 朝日新聞「悩みのるつぼ」より (幻冬舎新書)』

オタクの息子に悩んでます 朝日新聞「悩みのるつぼ」より (幻冬舎新書)
岡田 斗司夫 FREEex
幻冬舎
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本書は朝日新聞の連載「なやみのつるぼ」の記事のうち、著者の記事をもとに、著者がどのように回答までに至ったかのプロセスをまとめたもの。
自分は本書を読むまで著者のことを知らなかったが、著者の岡田斗司夫氏はオタキング代表で、アニメ会社ガイナックスの設立に携わった人らしい。本書に書いてある肩書は社会評論家である。

内容は、様々な相談内容から相談者の背景まで掘り下げていくとともに、どのように著者が考え、どのように回答を導き出していくかが書かれている。

後半には、著者が回答するさいに考え方のツールを紹介している。人生相談する人ってこのくらい考えないとダメなんだな(笑)。本書を読んで「ここまで考えているのか」と感心。