タラ・パーカー=ポープ
NHK出版
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HONZの書評をみて購入。この本は、雑誌やテレビでよくやっている「男女の関係を長く続けるには男性はこうしたほうがいい。。。、女性はこうしたほうがいい。。。」といった点を、実際に様々な実験の結果や生物学的観点から論じている。読んでいて、いろいろ「なるほど〜」。
夫婦ゲンカは少ないほうがいい、というのはどうも一概にはそうとも言えないようで、お互いわだかまりを抱えて我慢し続けるよりは、喧嘩をしてとことん話しあったほうがいいらしい。(僕は衝突が少ないに越したことはないような気がしたけど)お互いの関係を改善する良い機会なのだそうだ。僕は、できれば喧嘩はしたくない。
本のタイトルにもなっている「夫婦ゲンカで男はなぜ黙るのか」。男性は女性に比べて喧嘩によるストレスに弱いそうで、心拍の上がり方も急激で回復も遅いことが研究で明らかになっている。そのため、極力喧嘩を避けるし喧嘩でもあまり声を荒げないで黙る。
でも、喧嘩はしないよりやっぱりしたほうがよいらしい。そうすると、重要なのは喧嘩の仕方だ。言葉の選び方、そして、最初の3分が大事らしい。。。。
この本にはこのあたりのことが詳細に書かれている。普段の家事の分担に対する意識の違いや、財布はひとつにすべきか別々にすべきかなど、興味深い話もある。僕はこの本を読んだ時点では独身だけど、十分楽しめる内容だった。