ここ最近読んだ「チェンジングブルー」、「銃・病原菌・鉄」、「なぜシロクマは南極にいないのか」を読んで気になったところがあった。人の移動と海流の移動とくれば、地殻の移動が気になる。そこでHONZ村上さんのちょい読み記事。読んでみた。
本書はマグマ学者の巽好幸氏。 大陸移動説や地殻が移動すること、海嶺と海溝など、多少は知っていることもあったが、本書ではよりわかりやすく、プレートが海嶺から発生して海溝に潜り込むまで、そして、潜り込んだ後にマグマが発生して火山活動に至るまでが見やすいイラストと共にやさしく解説。
地殻といっても、大陸地殻と海洋地殻とでは、組成が異なるようだ。特に二酸化ケイ素の構成にその違いが顕著らしい。その違いは地殻そのものの重さに関係してくる。結果、軽い地殻はより多くの地殻が覆いかぶさって大陸を構成する。実感として湧きにくいけれども、地殻はマントルの上にプカプカ浮かんでいるのである。
海溝の部分では潜り込んだプレートが摩擦でマグマが発生すると本で読んだことがあるけれど、なんでマグマが発生するかがいまいちピンとこなかった。本書ではマグマが発生して、火山活動に至るまでが解説されている。プレートは大量の水分を含んでいるスポンジのようなもので、これらが海溝に潜り込むと水分が放出され、それらの水分がマントルの融点を低めてマグマが発生する。まぁ、スケールが凄すぎて、プレートがスポンジと言われても想像がつかないけれども。。。
個人的に「へぇ〜」と思ったのは温泉。温泉には火山性温泉と非火山性温泉とに分けられる。火山性温泉は雨などの天水にマグマからの高温のガス成分が加わった熱水。代表的な火山性温泉では、大分の別府温泉だそうだ。
一方で、非火山性温泉は地層に閉じ込められたかつての海水や地下水が地温によって暖められたもの。有機物が多いとコーヒーのように「黒湯」となることがある。東京湾周辺はこの手の温泉が多いらしい。代表的な温泉に有馬温泉。有馬温泉はフィリピンプレートに含まれる水分が元らしい。同じ温泉でも元が違うと湯かげんも違うかもしれない(笑)
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