2011年10月23日日曜日

【読書メモ】逝きし世の面影 (平凡社ライブラリー)

逝きし世の面影 (平凡社ライブラリー)
渡辺 京二
平凡社
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これも成毛さんの書評で紹介されていたもの。ここ最近、なんか江戸付いてる。かなりの厚さで読み応えありそう。

早速読み進めていくと、江戸から明治にかけての受験勉強やらテレビやらで身につけた浅はかな江戸末期〜明治初期の歴史観が大きく覆されたし感動すら覚えるところも。一方で明治維新によって日本は大きく近代化へ舵を取り、生まれ変わったというけれども、それとともに何か大事なものを失ってしまったような、そんな気がしてならない。

でも読み進めると、江戸末期から明治にかけて来日した外国人たちの日本人の印象を読んでいると、日本人の本質は変わってないところもあるんだなと感心してしまうところもある。そんなわけで、大変読み応えのある面白い本だった。

庶民の平等意識、幸福感を漂わせる貧困層の生活。自然と調和した住まいなど、当時の日本に対してベタ褒めな一方で、酒癖の悪さ、お風呂にかんすることなど、驚いている当時の外国人の動揺ぶりに関する記述がとても面白い。

600ページ迫るボリュームに読むのに時間がかかってしまったけれども、読んでおいてよかった、そう思える一冊でした。


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