2017年3月20日月曜日

【読書メモ】さらば白人国家アメリカ

さらば白人国家アメリカ
さらば白人国家アメリカ
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町山 智浩
講談社
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共和党の支持層である白人の割合は国勢調査によるとアメリカ国民の62%。2060年には44%に減少する。一方でヒスパニック系は16%から30%に倍増する。これは共和党支持層が確実に減少していることを表す。そんな状況のなかで、大統領選に立候補した共和党、民主党の候補者は何を訴えたのか。 本書では、トランプに敗れた共和党・民主党の個性的な候補を紹介していく。候補者の現地でなければわからない面白情報がたくさん詰まっている。しかし、各候補者の言い分、めちゃくちゃ。

個人的には、ハマーン・カーンの由来がわかって面白かった。 日本で語られるアメリカの情報は主に保守系シンクタンクが情報源であり、その一つ、ハドソン研究所の創設者、ハーマン・カーンという名前。どっかで聞いたことがあるなと思ったらZガンダムのあの人の名前の由来だった。この人、ドゥームズデイ(世界破滅)装置の発案者。敵の核ミサイル攻撃を一発でも受けたら自国のすべての核ミサイルを発射して地球滅ぼしちゃうというやばいやつです。

本書の著者は映画解説でおなじみ、町山智浩さん。本書は、月刊誌『クーリエジャポン』のエッセイをまとめたもの。

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